「そろそろ宿題やったほうがいいんじゃない?」と声をかけても、「はーい」と言いながら全然動かない。だんだんイライラして、つい「早くやって!」と怒ってしまう…。そうすると子どもはますますやる気をなくして、負のスパイラルへ。

…心当たり、ありますよね(笑)。今日はそのモヤモヤを解決するヒント、「やる気スイッチの押し方」をお届けします。実はこれ、脳科学的にちゃんと説明できるんです。

やる気の正体は、脳の「淡蒼球(たんそうきゅう)」

『のうだま』(上大岡トメ・池谷裕二 著)という本によると、やる気をコントロールしているのは「淡蒼球」という脳の部位。難しい名前なので覚えなくて大丈夫です(笑)。

この淡蒼球、なんと自分の意志では動かせないんです。「やる気を出そう!」と思っても、それだけでは動いてくれない。

私たち親はつい「やる気がないのは根性が足りないから」「気持ちの問題でしょ」と思いがちですが、そもそも脳の構造的に、気合いだけではやる気は出ないんですね。

では、どうすればいいのか。答えは「外からの刺激で動かす」こと。淡蒼球は自分では動かせないけれど、外からのアプローチで動き始めます。その起動スイッチが、全部で4つあります。

やる気スイッチを入れる、4つの方法

① 身体を動かす

勉強の前にちょっと体を動かすだけで、脳が活性化します。軽いストレッチでも、5分の散歩でもOK。「まず机に向かわせなきゃ」と焦る気持ちはわかりますが、先に体を動かす時間をつくると、その後の集中力が全然違うんです。

そういえば我が家の子どもたちも、よくけん玉や風船バレーをやっていました。家の中でちょっとした時間にできるものを、ぜひ探してみてください。

② いつもと違うことをする

脳は新しい刺激に反応しやすいもの。いつもと違う場所で勉強する、違うBGMをかける、順番を変えてみる。そんな小さな変化でも淡蒼球が「おっ?」と反応します。

受験勉強は長期戦なので、どうしてもマンネリになりがち。我が家の次男は、リビングのテーブル、床、棚を机代わりに…と勉強する場所をちょこちょこ変えていました。当時は無意識でしたが、理にかなっていたんですね。

③ ご褒美を「先に」見せる

「ご褒美でつるのは良くないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、脳科学的にはアリなんです。「これが終わったらおやつ食べていいよ」「今日の分が終わったら30分ゲームしていいよ」——こんな小さなご褒美でも、淡蒼球はちゃんと動いてくれます。

ポイントは、ご褒美を「先に見せる」こと。終わった後ではなく、始める前に「これが待ってるよ」と示してあげる。我が家では長男に、この作戦が一番効きました。

④ なりきってみる

ちょっとユニークですが(笑)、「もし自分が〇〇だったら、どう勉強するかな?」となりきってもらう方法。好きなキャラクターでも、塾の先生でも。「今日は天才キャラで!」なんて言うと、急にテンションが上がったりします。子どもって、意外とこれが効くんですよ。

でも、一番大事なのは「その子のタイプ」

4つのスイッチ、どれも効果的です。でも、どのスイッチが刺さるかは、子どもによって全然違うんです。体を動かすと入りやすい子、ご褒美がないと動けない子、なりきるのが得意な子、恥ずかしくてできない子…。

もっと根本的に言うと、やる気の問題は「スイッチの押し方」だけでなく、その子のタイプや特性と深く関わっています。

たとえば完璧主義な子は「ちゃんとやらなきゃ」というプレッシャーでスタートが切れなかったり。自由を大事にするタイプの子は「やらされてる感」を感じた瞬間にシャットダウンしたり。だからこそ、「この子はどんなタイプか」を理解したうえでアプローチを変えることが大切なんです。

今日のまとめ

やる気の正体は脳の「淡蒼球」。気合いや根性では動かせず、外からのアプローチで動きます。起動スイッチは「①身体を動かす」「②いつもと違うことをする」「③ご褒美を先に見せる」「④なりきる」の4つ。
そして、どのスイッチが効くかはその子のタイプ次第。タイプを知ったうえでアプローチすることが、いちばんの近道です。

うちの子は、どのタイプ?

同じ声かけでも、響く子と響かない子がいます。それは、お子さんの「タイプ」がちがうから。
ねねの公式LINEでは、かんたんな「子どものタイプ診断」ができます。「うちの子のタイプを知りたい!」という方は、ぜひ登録して試してみてくださいね。タイプがわかると、明日からの声かけがぐっとラクになりますよ。

\ 登録は無料。診断のあとも、中学受験のヒントをお届けします /