わが子が、間違えた問題に丸をつけている——。塾の小テストの自己採点で、バツなのにマルにしてしまう。そんなお子さんの姿を見ると、点数のこと以上に「この子、このままで大丈夫かな」と、将来まで心配になってしまいますよね。

先日、インスタの質問箱で似たお悩みをいただき、想像以上に多くの反響がありました。今日はそのお話をシェアします。

まず伝えたいのは、「ずるい子になる」話ではない、ということ

この行動、実は「ずるい子だから」ではありません。私は子どものタイプを9つに分けて見る「キャリアグラム」で中学受験ママに伴走していますが、この「バツなのにマルをつける」行動の裏には、だいたい3つのタイプの気持ちが隠れているように感じます。

ひとつは「結果を出したい・認められたい」気持ちが強い子。もうひとつは「人にがっかりされたくない・期待に応えたい」子。そして「ちゃんとできていない自分が許せない・完璧でいたい」子。

…どれも「ずるい子」ではないんです。むしろ「よく思われたい」「ちゃんとしたい」という、健気な気持ちの裏返し。だからこそ大事なのは、「嘘はダメでしょ」と責めることよりも、「間違えても大丈夫なんだよ」という安心感を育ててあげることだと思うんです。

具体的な声かけ、3ステップ

① まずは共感する

「いい点を取りたい気持ち、わかるよ。できると思われたいよね。自分でも“できてる”って感じたいよね」。最初に否定しないこと。これがすごく大事です。

② 自己採点の“目的”を伝える

「でもね、自己採点は点数をよく見せるためじゃなくて、次にできるようになるための作業なんだよ。間違いに丸をつけちゃうと、直すところがわからなくなっちゃうよね」。責めるのではなく、「あなたのためなんだよ」という立て付けで伝えます。

③ ポジティブな視点を添える

「間違えたところがある子の方が、伸びる場所がわかるんだよ。ママはね、点数そのものより、直そうと努力するところが見たいな」。意識を向ける先を、「点数」ではなく「直し」「解き直し」、そして「正直にチェックできたこと」に変えてあげるんです。

もし別の機会にちゃんとバツをつけられていたら、すかさず「今日は間違いを自分で見つけられたね。これで次に活かせるね!」と声をかけてあげてください。バツをつけられたこと自体を、ほめるんです。

それでも繰り返してしまったら

ここまでやっても、子どもですから、また同じことをやってしまうこともあります。そのときに「またやったの!?」「嘘つき」と人格を責めるのは、やめてあげてほしいんです。

そうではなく、その「行動」に対してだけ、「あ、そこはそうじゃないんだよ」と淡々と、フラットに直してあげる。感情的にならず、「事実だけ、淡々と」。そうすると子どもの中で「丸をつけても、別にいいことはない」「正直にやった方が、ママは喜ぶ」と、だんだん書き換わっていきます。

おわりに

わが子のごまかしを見ると、本当に胸がざわざわしますよね。でもそれは「ダメな子」のサインではなく、「認められたい」「がっかりされたくない」という、その子の頑張りたい気持ちのあらわれ。そう思えると、かける言葉も少し変わってくるのではないでしょうか。

うちの子は、どのタイプ?

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