中学受験において、模試は「子供の今の実力がどのくらいなのか?」を知るうえでかかせないものです。
苦手な単元は?スピードは?同じ志望校の受験生の中での立ち位置は?
と、様々なことがわかるので、意識的に受けていきたいものですよね。
でも、色々な種類があって、どれを受けたらいいのか・・・?
そうだよね。たくさんあって迷うよね。
そこで、今回は中学受験において、おさえておいた方が良い4大模試を徹底分析するとともに、2022年度の日程(6年生対象)も合わせてご紹介していきたいと思います。
受験まで残り、8か月ちょっと。
計画的に模試を受けていきましょう!
4大模試とは?
中学受験において、おさえておいて欲しい模試は4つです。
それは・・・
①日能研 「全国公開模試」
②四谷大塚 「合不合判定テスト」
③首都圏模試センター 「統一合判模試」
④SAPIX 「サピックスオープン」
日能研、四谷大塚、SAPIXという塾が開催する模試と、首都圏模試センターが開催する模試になります。
それぞれ特徴がありますので、さっそく見ていきましょう!
日能研 「全国公開模試」
まずは日能研の「全国公開模試」です。
「全国公開模試」には、「実力判定」「志望校選定」「志望校判定」「合格判定」「合格力実践」「ファイナル256」があり、段階的に志望校へ近づくよう設定されています。
首都圏を中心に全国で約12,000人が受ける模試ということと、過去40年にわたって蓄積されたデータをもとに分析されるので、とても信頼性の高い判定が得られる、という点で多くの受験生に選ばれています。
最大の特徴は結果が翌日にわかること。(6年生のみ・ファイナル256は除く)
忘れないうちに早く解きなおしをしたい、という受験生にピッタリ。
問題の難易度は「やや高め」、よく比べられる四谷大塚の「合不合判定テスト」と同じくらいの難易度だと思います。
2月 6日 実力判定テスト
27日 実力判定テスト
4月 5日 実力判定テスト
5月 1日 志望校選定テスト
29日 志望校選定テスト
6月 26日 志望校判定テスト
9月 4日 合格判定テスト
18日 合格力実践テスト
10月 2日 合格判定テスト
16日 合格力実践テスト
30日 合格判定テスト
11月 13日 合格力実践テスト
12月 4日 合格判定テスト
11日 合格力実践テスト
22日 ファイナル256
24日 合格判定テスト
30日 ファイナル256
1月 15日 ファイナル256
一覧にすると、なかなかの数ですね。。。
特に12月はかなりタイトなスケジュールです。
前受け校の実際の入試もはじまりますので、スケジュールをしっかりたてて、臨むことをおすすめします。
四谷大塚 「合不合判定テスト」
四谷大塚主催の「合不合判定テスト」は、四谷生に加え、早稲田アカデミーや栄光ゼミナールなどの準拠塾の生徒も受験する、こちらも母数の多い模試です。
難易度も高め、問題量が多いため時間配分が難しい、といわれています。
テスト実施より4日後の夕方から、ホームページでテスト結果の閲覧ができます。
個人成績表は後日郵送となります。
テスト後に、自宅で解説IT授業が受けられるため、間違えたところを復習するのにもピッタリ。
テスト中には父母説明会が開催され、時期に応じたタイムリーな入試情報が得られます。
年6回。すべて日曜日です。
第1回 4月10日
第2回 7月10日
第3回 9月11日
第4回 10月9日
第5回 11月6日
第6回 12月11日
首都圏模試センター 「統一合判模試」
4大模試の中で、唯一塾が開催していない模試です。
難易度は「やや低め」で、中堅校以下の学校を志望する受験生向け。
市進学院に通う生徒が主に受ける模試でもあります。
母数もそれなりに多く、高得点・高偏差値を取りやすい傾向にあるため、自信をつけたい&モチベーションアップに使うのにピッタリ。
年6回。受験会場では、保護者会が開催され、最新の入試情報や上手な志望校選びなどについて情報も得られます。
第1回 4月17日
第2回 7月3日
第3回 9月4日
第4回 10月2日
第5回 11月3日
第6回 12月4日
SAPIX 「サピックスオープン」
最後はSAPIXが開催する、サピックスオープン。
サピックスオープンには、「志望校判定サピックスオープン」「合格力判定サピックスオープン」「学校別サピックスオープン」があります。
学校別に作成された問題で行う「学校別サピックスオープン」では、サピックス生を中心とした、リアルに受験する生徒が多く受ける中での自分の立ち位置を把握することができる貴重な機会になっています。
昨年実施された「志望校」は以下の通りです。
男子 | |||
---|---|---|---|
麻布 | 栄光学園 | 開成 | 慶應湘南藤沢 |
慶應中等部 | 慶應普通部 | 駒場東邦 | 渋谷渋谷 |
渋谷幕張 | 聖光学院 | 筑駒 | 灘 |
武蔵 | 早稲田 | 早稲田実業 | 早大学院 |
女子 | |||
---|---|---|---|
桜蔭 | 慶應湘南藤沢 | 慶應中等部 | 渋谷渋谷 |
渋谷幕張 | 女子学院 | 豊島岡 | フェリス |
雙葉 | 早稲田実業 |
問題は、SAPIXが対象となる学校の出題傾向を十分検討して作成、当てにいってる問題なので、手に入れておきたい情報でもあります。
また、問題用紙・解答用紙の外観(サイズ・レイアウトデザイン等)も限りなく実入試に近づけているため、入試本番と同様に問題を解くことができます。
SAPIX校舎以外に、実際の志望校での受験も選ぶことができるため、あこがれがよりリアルなものに感じられるメリットも。
6月12日(日) 志望校判定サピックスオープン
合格力判定サピックスオープン・学校別サピックスオープンの日程は2022年7月以降に掲示されます。
まとめ
以上4大模試をみてきました。
ここで我が家の話を少し・・・。
我が家は長男、次男が個人塾だったため、模試を受ける機会は少ない方でした。
塾でも積極的に受けるよう勧められることもなかったため、「合不合」や「首都模試」を年に2回ほど受けました。
そこで、志望校における自分の立ち位置をしったり、今の自分の実力がどの程度入試に通用するのか確認していました。
入試直前にはサピックスの学校別を受けましたが、散々な結果だったことを思い出します。
模試は受けっぱなしでは、価値が半減してしまいます。
受けた後、なるべく早い時期に、復習することがとても大切だと思います。
特に、正答率の高い問題、他の受験生が解けているのに、落としてしまった問題は、「なぜ間違えてしまったのか?」必ず見直すようにしてみてください。
模試の結果に不安を覚えたら、ぜひ【中学受験専門】個別指導塾ドクター
中学受験専門のプロ講師集団(元SAPIX・日能研・四谷大塚の講師)が運営しています。
これらのプロが直接ご相談をたまわり、オーダーメイドにて
お子様に合った受験学習を個別指導。
を頼ってみるのも、一つの手だと思います。
少しでもためになった、と思ってくださった方はポチッとお願いいたします。
にほんブログ村
人気ブログランキング