今年もやります!
「2025年度中学入試 国語出典予想」~!!!
読書の参考にしていただけると嬉しいです。
それではさっそくいってみましょう!!!
2025年度 国語入試 出典予想作品
真実の口
いとうみく 2024/4/11
中学入試頻出作家の筆頭、いとうみくの最新作。
子どもへの虐待という、重いテーマだけど、最近の入試では離婚とかいじめとか・・・、結構重厚なテーマが取り上げられているので、こちらも出題される可能性大。
いとうみくといえば、ブラインドマラソンをテーマにし、野間児童文芸賞を受賞した「朔と新」が、2021年度入試で、栄光学園・浦和明の星・ラ・サール・淑徳与野・成城中学・カリタス女子で出題。
また、2024年度入試でも「夜空にひらく」が栄東Bで出題されました。
ブルーラインから、はるか
林 けんじろう 2024/5/23
第25回ちゅうでん児童文学賞 大賞作品。
体力はあるけど頼りない6年生のコタと、ちょっとなまいきだけど、しっかり者の4年生、風馬がひょんなことから自転車で旅にでかけるお話。
二人のやり取りがほほえましくもあり、また離れて暮らす家族に会いに行くという設定もまた◎
ここ数年、毎年入試に出題されている、ちゅうでん児童文学賞大賞作品。
第21回の「みつきの雪」(眞島めいり)が、学習院中等科・実践女子学園中・甲陽学院中などで、第22回の「ベランダに手をふって」(葉山エミ)が、青山学院中等部などで出題されました。
第23回大賞作品「シャンシャン、夏だより」(浅野竜)は、高輪中、桐朋中、日本大学第二で、第24回大賞作品「雪の日にライオンを見に行く」は、桐朋中・横浜共立で出題されました。
かなたのif
村上雅郁 2024/6/14
2024年度の入試で一番出題された、「きみの話を聞かせてくれよ」の村上雅郁による5作目の作品。
「きみの話を聞かせてくれよ」は、2024年度、横浜雙葉・駒場東邦・日本女子大附・佐久長聖・同志社女子・栄東・専松大妻・海城・学習院・帝塚山・東山土浦日大・昭和女子大附・立教女学院・・・他で出題。
間違いなく今年一番出題された本でした。
透明なルール
佐藤いつ子 2024/4/24
デビュー作「駅伝ランナー」が入試だけでなく、予習シリーズにも使われていた、頻出作家の佐藤いつ子の作品。
2020年度入試では「キャプテンマークと銭湯と」が、筑波大付属中・鴎友・横浜共立で出題。
2023年度も「ソノリティ」が開智未来・学習院中等科・春日部共栄・京都女子・洗足学園と多くの学校で出題されました。
ぼくの色、見つけた!
志津 栄子 2024/5/23
「雪の日にライオンを見に行く」で第24回ちゅうでん児童文学賞大賞を受賞した志津栄子の最新作。
色覚障害を隠して生活する主人公が自分の色を見つけるお話し。
視覚障害者の「見方」にせまったこちらの本も、過去何十という学校で出題されている超頻出作品です。
わたしは食べるのが下手
天川栄人 2024/6/25
「悪魔のパズル」で第9回みらい文庫大賞・大賞受賞のほか、角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞を受賞。
また、2024年4月には「セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏」「アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬」が日本児童文芸家協会賞を受賞。
今注目の作家のひとり、2024年6月には3作品出版していて、どれも出典されそうです!
彼女たちのバックヤード
森埜 こみち 2024/1/26
「わたしの空と五・七・五」で第48回児童文芸新人賞受賞した森埜 こみちの作品。
3人の中学3年生女子が抱える事情を描き、友情や家族という中学受験物語文で頻出のテーマを描いた作品。
古生物学者と40億年
ここからは説明文で出題されそうな本です。
まずは中学入試といえば!の、ちくまプリマー新書から、泉賢太郎の「古生物学者と40憶年」。
塾もはっているのか、夏期グノーブル実力テストで早速出題されていました。
ほかにも、中村桃子の「ことばが変われば社会が変わる」も注目しています。
こちらは出版が7月と、少し遅いので、多くの学校で・・・というわけにはいかなそうですが、出題する学校はあると思っています。
食べものから学ぶ現代社会
ちくまプリマー新書とならんで、説明文で入試頻出なのが、岩波ジュニア文庫。
こちらは読みやすく、テーマも入試頻出なので、おさえておきたいです。
いかがだったでしょうか。
国語の問題文は、学校からのメッセージ。
子どもたちに読ませたいな、子どもたちにとって学びになるな、という本が選ばれています。
そして、この出典予想も、そのような観点から選んでいます。
ぜひ読んでみてくださいね!